私に起こった大きな変化 「水樹奈々」

当ブログを再開するまでの二年間にあった変化の中で四番目に大きなことは、水樹奈々が結婚・出産したことだ。

 

私は、10年来の水樹奈々ファンだ。

高校生の頃初めて彼女と出会ってから、その歌や人間性に魅了され、CDは全て買ったし、ライブは行けるだけ参加した。

妻もファンで、一緒に日本中のライブに飛び回ったことは、何よりも大切な思い出だ。

だから、もはや水樹奈々は私たちにとってはただの「好きなアーティスト」という枠を超えて「日常の一部」と化している。

 

そんな彼女が、2020年7月に結婚し、2021年3月に出産した。

これはとても大きな衝撃だった。

なにせ、彼女は大変パワフルな人間で、男の気配なんてなく、「私結婚しないで生きていくかも!」とか言っていたからだ。

もちろん、そんなことを本当に信じるほど私もピュアボーイではないので、なんだかんだ彼氏位いるのだろうと思っていたが、ニュースを見たときは「ついにこの時が来たか!」という衝撃を受けた。

 

初めて彼女と出会った時、私は18歳で彼女は29歳だった。

それから10年、私は29歳になり結婚し子供が生まれ、彼女は声優アーティストとしての地位を確立し、40歳になった。そして、結婚し、子供を産んだ。

あっという間に10年が経ち、知らぬ間に遠くに来たなという感覚だ。

それと同時に、もうあの頃には戻れないのだという一抹の寂しさを感じる。

私たちは止まることのないときの流れの中で生きている。

しかし、普段の生活でその事実を認識することはほとんどなく、だからこそ「今度でいいや」と思い、やるべきことを後回しにする。

しかし、実はその時後回しにしたことは、もう二度と訪れない。

似たようなことは起こったとしても、同じことは絶対に怒らない。その時その瞬間にしか存在しえない事なのだ。

大昔、身体の安全性が保障されていない頃は、この瞬間を生きるか死ぬかという刹那性の内に身を置いていたからこそ、そのような感覚があったのかもしれないが、現代のように安全が確保されている環境では、そのような感覚を失うのは当然かもしれない。

だから、この感覚は人類が望むべくして得たものなのだ。

 

しかし、こうした出来事の中でふとしたときに時の不可逆性を感じざるを得ない。

それもまたすぐに忘れて、普段の生活に戻っていく。

何かを得て、何かを忘れて、また何かを思い出して、そうやって生きていくのが、人生なのかもしれない。

 

であれば、私が彼女からもらった楽しい想いでは胸にしまって、たまに思い出しながら、この先の彼女とその家族の未来の幸せを願い名がら、私も日々を過ごそうと思う。