緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

「なんで」じゃなくて「どうやって」

最近、何か物事が上手くうまくいかないときは、「なんで?」ではなく「どうやって?」と考える方が良いのではないかと考えるようになった。

 

きっかけは色々あるが、決め手は昨日投稿した可哀そうな人との会話だ。

可哀想な人 - 緩くいこうぜ、人生長いんだ。 (hatenablog.com)

結局、この人との会話は昨日無事に決着した。

最初は、「なんでこちらの意図が伝わらないんだろう、、、?」と考えていたが、徐々に「どうすればこちらの意図が伝わるだろう?」と考え、メールでこちらの意見を背景を含めて丁寧に説明した。結果、「誤解が解けました。ありがとうございます。」となり、無事に解決したのだ。

 

何か上手くいかないことがあった時、「なんで上手くいかないんだろう?」と考えることは、二つの点で効果が薄いと考える。

一つ目は、それにより特定されるのが原因でしかないからだ。今回の件であれば、「なんで伝わらないのだろう?」と考えると、①こちらの伝え方が悪い、②あちらの理解が悪い、③あちらが理解しようとしていないなどの原因が考えられる。①が原因だと考えれば、「ならどう伝えるか」という話につながるが、②③を原因と捉えると、「相手が悪いからだ」で終わってしまう可能性がある。そうなると、こちらからはどうしようもない。相手を「理解してくれない敵」と考えてしまい、物事は何も前に進まない。原因だけ考えても、前に進められるかは別問題なのだ。

 

二つ目は、過剰に自分を責めてしまう可能性があるからだ。仮に①が原因だと考えたとすると、私だったら「自分の伝え方が悪いんだ」と考え、「なぜ自分の伝え方が悪いのか?」と考える。すると今度は、「書くのが下手」「考えがまとまってない」など、自分の能力が劣っていることを原因とし始める。そういった側面がない訳ではないだろうが、それを考えて自分を過剰に貶めることに全く意味はない。自分を責めれば当然自信を失うし、それにより前に進むエネルギーすらもなくなってしまう。

 

一方で、「どうすれば良いだろう?」と考えると、前に進むエネルギーが生まれる。その中で原因を考えるステップは生じるが、特定した原因はあくまで前に進むための材料であるので、自分を責めて終わるということがない。また、最終的にどうにかしなければならないので、自分の力ではどうしようもないこと(前述の例でいえば②③)は、対象から外れる。結果的に①が原因となるが、この時も自分を責めるのではなく、「伝え方が悪いならどう伝えれば良いか」という改善の方向に目が行く。そうすれば、自分を責めることはなくなる。

 

何か問題が起きた時、最も大切なのが、とにかく何とかすること。どうにもならないことは置いておいて、どうにかできることから対処し、なんとか解決すること。

そう考えると、他人を責めることも、自分を過剰に責めることも、物事を解決しない。唯一の解決策は、自分にできることを自分がやることなのだ。

もしかしたら、こんなことは当たり前かもしれない。でも、これまで過剰に自分を責めてきた私にとっては、大きな学びであった。

 

これからも、「なんで」ではなく「どうやって」を意識して物事に取り組もう。