緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

【読書記録】自分の意見で生きていこう / ちきりん

間違いなく、ここ数年で自分に大きな影響を及ぼした本の一つ。

 

本書のテーマは、「自分の意見を持つこと」。そのために必要な理解と実践を説明している。

「意見」とは、「ポジションを取ること」。つまり、ある事柄に対して、「自分はこう考える」という立場を表明すること。立ち位置がわからない発言はただの「反応」であり、価値がない。また、物事には「正解のある問題」と「正解のない問題」があり、意見とは「正解のない問題」に対して自分がどう考えるかそのものであると語られている。

この説明を読んだとき、自分にグサッと突き刺さった。まさに、私が最も悩んでいた事への明確なアンサーだったからだ。

 

私は今コンサルタントとして仕事をしているが、正直自信が持てず、向いていないのかもと思っていた。でも、原因が分からなかったし、どう努力をすれば良いかも分からなかった。

本書を読んで、悩んでいた原因が「自分がポジションを取っていないから」ということに気付いた。意見を持つ、ポジションを取るとは、自分で物事について考えること。そこにはファクトに加え、自分の価値観や経験、物事への思考的な偏りも反映される。そんな意見には正解も不正解もない。だからこそ、意見は言えば言うほど、自分という存在の解像度を上げてくれるものなのだ。逆に、意見を持たないということは、他人の意見に流され続けることになる。他人の価値観や解釈を受け続ければ、「自分」なんてものはどこかに消えてしまう。

 

私はこれまできちんと自分のポジションを取ろうとしてこなかった。それは私が怠っていたということもあるし、他人に嫌われたくないという思いから、過剰に配慮して意見を言わないようにしていたのかもしれない。その結果、他人や外部の環境に流され、自分で自分をコントロールできない状態になってしまっていたのだ。

私は、自分の意見を持って良い。そしてそれを自信を持って発信して良い。誰もそれを否定できないし、否定されたとて関係ない。意見とは、皆違って皆良いものだから。

そんなことを、本書を通じて理解することができた。そして、早速当ブログで発信するという行動を取った。きっと、それこそが最も重要なことなのだ。

 

本書を読んでから、自分の発言に自信を持てるようになったし、自信を持って発言することを求められているとも理解した。

これからは、臆せずにポジションを取って自分の意見をどんどん発信していこう。