緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

【読書記録】人生の法則「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

ここ最近、他者とのコミュニケーションが上手くいかないなと悩むことが多いので、何かヒントはないかと思って探していたら出会った本。

岡田斗司夫さんのことは、何かで名前を知っていて、YouTubeのお勧めでちょいちょい出てくるくらいしか知らなかった。

正直あまり期待していなかったが、実際に自分の周りに当てはめてみると、すごくその通りだったので活用できそうだ。

 

(切り抜き動画ですが、本の内容はこちらの動画でもほぼ網羅可能)


www.youtube.com

 

岡田さん曰く、人間には動物的な本能と、育ってきた環境などによる性格の間に、「四つの欲求タイプ」があるとのこと。これを知ることで、本能では大枠すぎるし、性格では細かすぎる他者の分類がやりやすくなり、コミュニケーションの補助線として活用できる。

四つのタイプとは、人間の欲求を「外向/内向」と「具体/抽象」の四象限に分けることで分類できる以下の四つを指す。

外向とは興味関心が他者に向いており、内向は自分に向いている。具体とは数字や物事など何らかの形があるものであり、抽象とは感情や雰囲気など形のないものである。

  1. 注目型(外向×抽象)
    1. 自分のことを知ってほしく、誰にでも好かれようとする
  2. 司令型(外向×具体)
    1. 勝ち負けやスパっと割り切れるものを好む
  3. 法則型(内向×具体)
    1. 仮説を持ち、物事の法則性や納得性を追求したい
  4. 理想型(内向×抽象)
    1. 自分の中で「こうありたい」という理想があり、それに合致しているかを基準とする

 

本書には自己診断用のテストも載っていて、やってみた結果私は「理想型」だった。

私は何か一つの物事に情熱を注いでいる訳ではないが、確かに自分の中でこだわりが強く、「こうありたい」という想いが強い。数字や物の仕組みよりも、感情や正義など、目に見えないものへの関心が強い。ただ、100%理想型かというとそうではなく、注目型の側面もあるし、法則型の側面もある。その辺はよくあるように、どれか一つということではなく、その割合なのだろう。

 

本書を読んで、自分の身の回りの人をタイプ分けしてみると、「確かに確かに!」と思えるように分類できた。例えば、妻はおそらく注目型だし、上司は司令型だろう。特に抽象と具体は興味関心のレイヤーが全く異なるので、そもそも話が合う/合わないがはっきりしている。その辺を踏まえると、なぜ自分がコミュニケーションが下手なのかがなんとなく見えてきた。

 

この法則が100%どんな場面でも当てはまるかは分からないし、頼りすぎるのはある種の危険にもなると思う。でも、何もないよりは補助線として活用することに意味はあると思うし、人生の助けにもなると思う。これから人と接するときは、このような分類法を組み合わせてみると良いのかもしれない。