先日、好き/嫌い、得意/苦手の四軸で自己分析を行う記事を書いた。
やってみた結果、私は理想を追い求める人間で、物事をきちっと整理することが得意な一方で、整理できないこと、特に人間関係に苦手意識を持っているということにもなることが分かった。具体的には以下の通り。
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好き:自分の生活や生き方に関して理想を追い求めること
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嫌い:自分以外の人やモノに自分の行動を制限されること
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得意:物事を整理してなるべくシンプルにすること
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苦手:整理できないものに合わせたり、整理できない/された後の具体的な事象に取り組むこと
これだけでも十分な示唆になるのだが、今回は一歩踏み込んで、じゃあ自分は何ができるのか、何をしがちなのか、それぞれで何を意識すべきかを考えてみようと思う。
何ができるのか
同じ記事で紹介した林先生の考え方では、仕事は「好き×得意」か「嫌い×得意」で選べとある。それに照らして今までの仕事を振り返ると、見事に「嫌い×得意」に当てはまっている。
これまで私は、プロジェクトのPMOという立ち位置で仕事をすることが多かった。プロジェクトを前に進めるには何をすればよいか、どのような情報を整理すべきかなどを考えてまとめるのが役割。まさに、「物事を整理してなるべくシンプルにすること」だ。特に今の現場では、そのようなことが得意な人がいないようで、私の得意がかなり重宝されている。
これは仕事として十分成り立つものなので、これからもこの路線で食っていける気がする。しかし、さらに自分のことを考えるなら、「好き×得意」に持っていくことが求められる。ただ、これは難しいかもしれない。好きの対象が自分に向いており、それで金を稼ぐのはかなり難しいからだ。
かろうじて、例えば自分のためにやっていることを人に教えたり発信することはできるので、それが金になる可能性はある。エッセイストみたいな感じね。これはこれでなるのは相当難しそうだが、時間とエネルギーを費やせば、何か一つくらいはできるかもしれない。特に、読者さえ意識できれば人間関係という枠には入らないので、合っているかもしれない。ここはアイデアベースで別途考えるとして、自分のためにも大切に育てていきたい。
何をしがちか
仕事という意味では、詳細の仕様や議論に入り切るのが苦手なので、事業会社でがっつり専門性を持つことは難しいかもしれない。あるいは、できたとしても相当苦しい気がする。そう考えると、今のコンサルという仕事は合っているのかもしれない。
一方で、人間関係が苦手ということがネックになる。PMOやコンサルとして仕事をするとなると、どうしても人間関係も重要な要素になる。なので、苦手を克服するまではいかずとも、少なくとも対処できるようにする必要はある。
そのためには、この軸とは別に、考え方だったり欲だったり、その他の要素を加味して人との接し方を変えていく必要がある。この辺はまた別の機会に詳細を書こうと思う。
いずれにせよ、人間関係が苦手(何なら嫌い)ということは、自覚しておいて損はない。苦手ということを意識しておけば、精神的なダメージを受けたとしても受け入れられるし、対処のしようがある。
今回は、好き/嫌い軸で自分を分析した後に、それらから見える自分の進みたい方向やしがちなことを考えてみた。やってみた感想としては、普段なんとなく考えていたことが可視化されてとても気持ちが良かった(まさに自分が好き・得意とする領域)。また、一度可視化することで、今後新しいことに挑戦したり、何か壁にぶつかったときにも、対処するためのヒントになる気がする。
各要素についてはもっと深堀りできると思うので、引き続き何個か記事を書こうと思う。
ふと思ったのっだが、まさにこう言ったのが、「好き×得意」の領域なのではないか?