自責思考を目指す
メンバーがコロナにり患にお休み中。絶賛大変な日々を送っている。
確かに大変な状況だが、だからこそ学ぶことも多いもので、日々色々な気づきを得ている。
前回、休んでいる彼に対して率直に思うことを書いた。
- 体調管理しっかりしろよ
- 休むしかないならもう少し申し訳なさそうにしろよ
- いつ休んでも大丈夫なようにタスクの状況は整理しておけよ
- 自分からリスクヘッジしろよ
- 責任感が足りない などなど
これらの言葉を見ていると、自分がいかに他責思考かが分かる。
他責思考とは、何か事象が起きた時にその原因を他人に求めることだ。
今回であれば、どの言葉もこの大変な状況に対して休んでいる彼の非を責めるような言葉になっている。
他責思考は良いことがない。
いくら相手に責任を負わせたところで、物事が解決するとは限らないし、何も進歩がない。何よりも、責任を負わされた相手も良い気がしない。
今回の場合は特に体調不良という不可抗力なので、より一層意味がない。
これに対して自責思考とは、物事の原因は自分にあると考えることだ。
とはいえ、全ての責任を自分で取ることはできないので、ある程度のところで諦めは必要になるのだが、ある状況に対して「自分は何ができるか」を考える積極的な思考だ。
物事は自責思考で捉えた方が良い。
他責思考をしていても状況は良くならない。自分も何も成長しない。
自責思考であれば、自分は何ができたか、何をすべきかを考えることで、状況を良くする方法を考え、行動することができる。
今回のケースでも、本来は自責思考を持つべきだ。
休んでいる彼を責めるのではなく、その大変な状況に対して自分ができることを考える。
その中の一つには、彼に労いの言葉をかけるということもあるだろう。
と、ここまで書いて、「そんな聖人になれるんかい」と思ってしまった。
大変なもんは大変。イラつくもんはイラつく。
それを乗り越えて自責思考で生きるのは、相当な修業がいるのだろう。
なんというか、道は遠いな。