誰かを認めるということ
昨日、年末から取り組んでいたプロジェクトが一旦の終わりを迎えた。
終了後、社長と上司と二次会に行って反省会のようなものをしていると、
「すごくよかったし、頑張った!」
と褒めてもらった。
これまで自分が本気で頑張って、その結果を本気で褒められた経験があまりないので、素直にうれしくて、涙が出てしまった。
いや、きっと褒めてもらったのではない。認めてもらったのだ。
取り組んでいる間は「自分にはできない」とか、「自分は向いていないかもしれない」とかネガティブなことを考えてしまう場面もあった。
だが、そのプロセスを全て含めて「頑張った」と認めてもらったことで、なんだか救われたというか、もう一度頑張ってみようと思えたのだ。
「褒める」という言葉を使うと、どうしても上下の関係になる。
でも、「認める」だと対等な関係になる。
上下の関係だと、どうしてもそこに評価や依存という概念が付きまとう。
一方で、対等な関係だと「自分は一人じゃない、自分を見てくれる人がいる」ということが理解でき、勇気が生まれる。
勇気が生まれれば、人は前に進もうと思う。次も頑張れる。
人を前に動かすのは、褒めることではなく、プロセスも結果も認めて勇気を与えることなのだ。
最近リーダーシップというか、人との接し方を学んでいる。
それは本当に難しいプロセスだが、少しずつ、ピースを掴んでいる気がする。
誰かを認めること、勇気づけることの大切さを学んだ夜だった。
(実際に学んだのは翌日二日酔いの頭でこれを書いている今だけど)