緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

誰にもなれない

自分がなりたいリーダーを考えるうえで、これまで自分が接してきたリーダーを振り返ることが多い。なぜあの人は魅力的で、なぜあの人はそうでもないのだろうか。自分は誰のようなリーダーを目指したいかなど、過去自分が接してきたリーダーを参考に、目指す方向を考えている。

 

それ自体はとても良いことだ。いくら本で「理想的なリーダー」を読んでも、それが本当に効果的か分からない。一番間違いないのは、やはり自分が実際に体感して、「これは参考にしたい」と思ことだ。

 

一方で、他の人はあくまで参考であり、「その人になろう」としてはいけないとも思う。その人がその人であるのは、そこまでに様々な経験や考えがあったからだ。さらに、その人自身の気質などの先天的な要素もある。

それら様々なものの複合体がその人であるわけだから、自分が表面的に見えた部分だけを参考にその人になろうとすることは不可能だし、自分に合っていない可能性もある。

 

だから、他の人はあくまで参考程度に留め、自分のことは自分で見つけるしかないのだ。他の人を盲目的に信じるのではなく、なぜそう考えるのか、過去に何があったのかを聞き、それを理解し、参考にしたうえで、じゃあ自分はどうするかを考える。そうやって自分の力で見つけたものの方が、ただ他の人を真似するよりも、よほど価値があるように思う。

自分は自分で、どうやったって他の誰にもなれないのだから。