緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

自分のリーダーシップの反省点

 

先日、会社でリーダーシップ研修を受けた。

詳細の説明は控えるが、内容を通じて、自分が今まで「相手のことを一切考えていなかった」ことに気付いた。

具体的には、自分のことか、タスクのことしか考えていなかった。あるタスクをチームで行うとして、あくまで「自分がどう完成させるか」あるいは、「どうその成果物を作成するか」を考え、作業の一部をメンバーに振るということをしていた。

そうすることで、確かに成果物はできるかもしれない。だが、メンバーはどうだろうか。やりたくもないことをやらされていたかもしれない。もっと任せてほしいのに支持しやがってと思うかもしれない。やり方が分からないのに支持が薄いと思っていたかもしれない。

これまでは本当に相手目線が足りておらず、自分のやりたいことを他人に押し付けてばかりいたように思う。それではチームは成長しないし、誰も幸せにならないことを学んだ。

今回の研修で学んだように、相手がどの段階にあって、どのような作業の振り方をすれば良いのかを考えた上で作業を振ることで、双方の期待値が揃い、シナジーが生まれるのだろう。

 

二つ目は、「何もしない」こともリーダーシップの一つということだ。

これまでは、「リーダーとして何かしなきゃ」という想いが強く、少しでも関われることがあれば無理に関わろうとしていた。その結果、メンバーから嫌な顔をされたり苦言を呈されたりもした。でも、リーダーとして何かしないといけないという想いが強く、無理やりにでも動いていた感じがある。

今回の研修で、十分自走できる人にはそれに合ったリーダーシップスタイルで接すれば良いことを学んだ。この場合、実績や貢献を承認し、基本は口出ししないスタイルなので、実質的に何もしない形になる。これも一つのリーダーシップスタイルであると考えれば、無理に何かをしなくても良いと考えることができるようになった。

 

三つめは、複数のリーダーシップスタイルを使い分けるということだ。

まだ自分のリーダーシップスタイルを確立している訳ではないので、使い分けるとかそれ以前の状態ではあるのだが、基本的には支援重視の形式をとってきたように思う。それでマッチするくらい基礎ができた人であればマッチするのだろうが、そうでない人には「何もしない人」と評価されてしまう。そうならないためにも、自分が得意としない指示型スタイルも使えるようになる必要があると感じた。

ここでなぜ自分がなぜ支援型の形式をとってきたかというと、大きく理由は二つあると思う。

一つが、自分がその方が良いから。私はどちらかというと、「自分で好きにやってみ」と言われる方が好きで、何か指示されるのが好きではない。だから、自然と自分が心地良いと思う形式をとってしまうのかもしれない。

二つ目が、自分に自信がないから。指示的になるためには、何をどの順番でやるのか自分がしっかりと理解している必要がある。でも、自分にはその自信がないから、自信のなさを隠すために指示をすることを避けているのかもしれない。

指示的なスタイルを習得するには、やはり「自分がどう」ではなく、「相手がどう」に焦点を合わせて考える習慣を身に着ける必要がありそうだ。

 

 

以上、研修で学んだことを整理した。

過去受けた研修の中で最も勉強になり、悩みなどにタイムリーにヒントをくれる研修だったと思う。

今回学んだことを、さっそく現場でも活かし、リーダーとしての振る舞いや考え方を、実践的に習得しようと思う。