先日ふと、自分の人生は大体10年単位でテーマというか流れが転換していることに気が付いたので、整理してみる。
〜13歳(小学生卒業)
他人の目におびえる時代
- 親に怒られて泣いてばかり
- 怒られないように親の機嫌を気にしていた
- スロベニアでは数少ないアジア人、帰国してからは帰国子女ということで、周囲から異質な存在として扱われていた
- 上手く自分を出せず、他人の眼ばかりに気にしていた
〜22歳(大学卒業)
独りの時代
- 他人の目を気にすることは減った
- 自分を出そうとするが、そのコントロールが難しくどこか浮いていた
- 何をするにも独り
- なんでも話せる深い友達ができなかった
- 自分中心で他人と上手く歩調を合わせることができなかった
- 成績が良いのが唯一のアイデンティティ
〜32歳(社会人10年)
迷う時代
- ずっと「これじゃない」感じを抱えて生きている
- 目の前の現実じゃない「何か」を探し求めている
- 今を受け入れられていない、常に不満を抱いている感覚
- 他人に自分の凄さをアピールして自分を保ちたい
- 他者からの評価でしか自分を正当化できない
- 自己否定と自己嫌悪
- ずっと落ち着かない、気持ちが焦っている感覚
〜42歳(社会人20年)
???の時代
こうやって振り返ると、今の自分の思考回路に行きついた流れがよく分かる。
幼少期に他人の目を気にして生きてきて、自分を上手く出すことができなかった。
中学生になったことを機に徐々に自分を出そうとするが、これまで自分を出してこなかったのでどう出せば良いのか分からないし、そもそも出す自分がない。だから周囲と上手くコミュニケーションが取れず独りになる。それでも成績が良ければ周囲から認められていた。
社会人になると、成績や優秀さという尺度が無くなり、「自分」が必要になる。でも、これまで自分なんて作ってこなかったし、それを上手く表現することもできなかったから、常に現実に対してこれじゃない感覚を抱いている。本や他人の考えなどから正解を出して、それを理想として自分を当てはめようとしているのか。
自分でいうのもなんだが、なんというか寂しい人生を歩んできたなと思ってしまう。
これからの10年はどうなるのか。いや、どんな10年にしていくのか。それは自分で決めて、作っていくしかない。せめて、42歳の自分が振り返った時に、「あぁ、やっぱりクソみたいな人生だな」とは思わないような人生にしたい。