緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

小さなことで気にするな

最近、仕事と並行してビジネススキル向上講座を受け始めた。

内容は公開できないんので控えるが、例えばプロジェクト管理だったり、傾聴する技術のようなものを扱っている。ピンポイントのハウツーを学ぶというよりは、もっと広くて普遍的なあり方を学ぶ講座だ。

 

受講生には個人事業主が多く、会社員は私ともう一人くらいしかいない。だから、当然会話の内容も個人事業主目線になる。個人事業主をされている受講生の話を聞いていると、いかに自分が小さなことで悩んでいるのかに気付かされた。

例えばある方は、今やっている案件をもっと広げるための営業方法について相談していた。またある方は、クライアントの社長とつながりを築くための方法を相談していた。どの人も、自分のビジネスを拡大するために何をするべきかを真剣に考え、行動に移している。

翻って私はというと、今の案件がつまらないとか、一緒に働いている社内のメンバーと馬が合わないとかで悩んでいる。もちろんそれらも、気持ちよく働くために大切な要素だ。でも、それらに悩んだからといって、何か新しい価値が生まれるだろうか。

何とも小さなことでしか悩んでいないのだなと痛感した。

 

昨日、NHKで『月面TV』という番組がやっていた。

www6.nhk.or.jp

世界中で盛り上がっている宇宙開発ビジネスの最前線を特集する番組で、特に月面着陸や月面の資源の採取・活用可能性について特集されていた。

 

宇宙のことを思うと、いかに人類が小さな存在化を思い知らされる。

自分類は自身の活動領域を広げたりしてきたわけだがその範囲は地球内に限られている。一番近くの衛星である月にですら気軽に行けないし、モノを送り込むこともできない。

でも、宇宙はそれで終わりではない。もっと先には火星や木星があるし、そのさらに先も果てしなく続いている。いかに自分類が技術を発展させ、色々なことができるようになっても、それはあくまで地球内の話であって、その先には手も足も出ていない。宇宙規模で見れば、自分類とはいかに小さな存在なのだろうか。

とすると、その中に住む私なんかは、もっともっと小さな存在なわけだ。そんな小さな私が抱える小さな悩みなんて、宇宙レベルで見れば本当にチリにもならない存在なのだろう。

 

物事に悩むのは全然かまわない。

でも、それが本当に何か価値を生む悩みなのかはよく考えた方が良いかもしれない。

確かに自分は自分の人生の主役だ。だから気持ちよく充実した日々を送りたいと願うのは当たり前だ。

でも、だからといってちっぽけでくだらないことに悩み続けてしまっては、逆に人生がつまらなくなる。

小さなことはなるべく気にせずに、本当に悩むべきことに悩んで日々を過ごしたいものだ。