昨日、久々にかかりつけのカウンセリングに行ってきた。
とはいえ、別にメンタルが崩れている訳ではなく、定期的に近況や愚痴を話しにいって、自分の変化や次に意識することを整理しているのだ。
今年はマネージャーに向けての修業期間ということは伝えているので、それに関して最近どうかという話をした。結果、自分がやろうとしていることは間違っていないし、それをどうやっても理解できない人はいるということが分かった。
目下今一番やろうとしていることは、「マネージャーになる」という結果に向かうのではなく、「マネージャーにふさわしいと行動・思考様式を身に付ける」というプロセスへの注力だ。
具体的には、これまで自分が接してきた上司やお客さんを、尊敬できる人とそうではない(なりたくない)人に分ける。それぞれに分類した人たちから共通する性質を抜き出し、尊敬する人の場合はその性質を身に付けられるように行動し、なりたくない人の場合はその性質を避けるように心掛けている。
尊敬できる人に共通する性質はざっと以下の通りだ。
- どんな時でも気分が一定で落ち着いている(感情的でない)
- 相手の意見や感情を理解しようとする(少なくとも受け止める)
- 相手の気持ちや状態を優先する
- 自分の責任と捉える
私の中では徐々にではあるが確実に上記のような性質の片鱗が得られているような感覚がある。一方で、これらは上記の通りプロセスに対する注力なので、何か目に見えるような変化はない。私の上司には、その様子が「やる気がない」と映ってしまっているようだ。
上司は目に見える態度や結果を重視するタイプなので、以前書いた記事のように、具体的な行動に落としている人間の方を大切にする。
もちろん、会社だから結果を出せというのは当たり前なのだが、そのスピードや過程は人それぞれ違って良いはずだ。しかし、上司は自分のやり方に合わないケースを理解する気はないらしい。
そのような話をカウンセラーの方にしたら、以下のように言われた。
Mocharionさん、人間が複数集まればその瞬間にグループが生まれます。そのグループの分け方は色々ありますが、ぶっちゃけ互いに理解できないもんは理解できないです。
Mocharionさんはどちらかというと人の感情とかプロセスに注目して、上司はやる気と結果しか見ないのでしょう。だから、互いに注視する領域やその理由というのは、理解できないです。理解してもらおうとか思うのは諦めましょう。傷つくだけです。
理解できないなら、互いに近寄らないのがベストですが、それができないなら、表面上だけ付き合うことです。
元も子もないことを言っているように思えるが、これがすごくすっきり理解できた。
実際、上司とはかれこれ一年以上一緒に仕事をしている。きっと今の会社の中で一番話している量が多い人だと思う。それでも、その人がどのような人か全く理解できないのだ。なんというか、実態が見えない感覚。何を考えてどう生きているのか全く分からない。そんな風に捉えていた。
それが、この話ですっきりした。
私と上司は住んでいるグループが違って、互いに理解できない。それを無理に理解しようとしたり、こちらのことを理解してくれるだろうと期待するからおかしなことになる。理解できないもんは理解できない。適当に話を合わせてあしらっておいて、自分が自分と同じグループの人と深く付き合えば良い。なんというか、ここ数か月抱えていたモヤモヤが一気に解決したように思えた。
まぁ、実際には、もっといろいろここには書けないようなことを話していたのだが、それは私だけのノートの納めておくとする。
来週以降上司と話すのが楽しみだ。どれほど互いに理解できないのだろうか(笑)