今年の目標を達成する方法
今年の目標を覚えているか
一年の四分の一が過ぎた。アッという間である。
きっと気づいたら今年も夏になり、秋になり、紅白だM-1だの季節になっている。
年齢を重ねるごとに、時の流れる速度は速くなっている。恐ろしいものだ。
さて、皆さんはご自身が立てられた「今年の目標」を覚えているだろうか。
恐らく30%くらいの人は忘れ始めているのではないだろうか。
大半の人は、一年の初めに「今年の目標」を立てる。
最初の数か月はそれを意識して過ごすが、徐々に面倒くさくなり、しまいには「今年の目標何だったっけ?」となってしまう。
大体の人がそんな経験があるだろう。私もある。
なぜ忘れてしまうのか
途中で目標を忘れてしまうのは、それが毎日意識し行動できるほどの目標になっていないからだ。
一年の初めというのは、大半の職業で年末年始休みだ。
つまり、時間がある。心と体が休まっている。余裕がある。
そんな状態で目標を立てるもんだから、実際動ける以上にハードになっていたり、非現実になっているケースが少なくない。
そんな状態で年末年始が終わり現実に戻ると、その忙しさに直面する。
時間がない。心と体が疲弊する。余裕がなくなる。
日々を生きることに精一杯になり、目標なんてどうでも良くなる。
そんなことより楽をしたい、飲みに行きたい、YouTubeを観たい。
気付いたら一年も終わりに近づいている。
「あれ?今年の目標何だったっけ?」
そんな感じだ。
どうすれば良いのか
忙しい日々の中で目標を意識するには、目標を詳細化してみると良い。
具体的には、結果ではなくプロセスに着目すると良いだろう。
例えば、「5Kg痩せる!」という結果を目標に掲げている場合は、それを「コンビニスイーツは食べない」というプロセスに変更する。
こうすることで、前述の通り、日常生活で意識しやすくなり、行動に移しやすくなる。
また、結果のためにズルや無理をしたりすることが無くなるし、仮に達成できなかったとしても、そのプロセスを続けたという経験は残る。
そこから学び、次に活かすことで、自分の生活が変わったり新しい目標が生まれたりする。
私の場合
私は、今年の目標は「マネージャーになること」だと宣言した。
これは会社の全社会でも宣言したし、個人としても納得した上で目標を設定した。
最初の数か月はやる気満々で頑張っていたのだが、徐々に雲行きが怪しくなった。
この出来事きっかけに、「自分は結果に注目しすぎて、相手のことを考えていない」ということに気付いた。
それを踏まえて、今年の目標を「マネージャーらしい振る舞いや考え方を身に付けること」というプロセスに変更した。
具体的には、「毎日挨拶する」、「相手の話を聞く」、「相手を見極める」とか、そういった類。
「目標」と呼べるのかも怪しいあ、確実に日々の中で意識できるレベルになった。
結果、毎日が気づきの連続で、3か月しか経っていないが、確かにそういった視点や考え方が学べているような気がする。
これは自分にとって大きな学びであり変化だ。
仮に今年マネージャーになれなかったとしても、この一年考え、行動した結果として身についたものは、きっと将来の自分の糧になる。
というか、自分が「マネージャーになる」という目標に固執するあまり、メンバーに迷惑をかけたり不快な気持ちにさせてしまっては、そもそもマネージャーとして不適格だと思うのだ。
だから今年は、この目標で頑張ってみようと思う。
まとめ
目標を達成するには、毎日意識し行動する必要がある。
なので、目標を立てる際には、結果ではなくプロセスに注目すると良い。
会社などでどうしても結果目標を立てなければならないときは、自分の中でそれをプロセス目標に落とし込むと良い。
上手くいくかどうかは結果論だ。
仮に上手くいかなかったとしても、その過程で一つでも学びがあるような日々を過ごせるだろう。