緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

30代、自分が好きな仕事が見えてきた

現在のクライアントを担当してそれなりの時間が経った。コロコロと案件が変わり、今年の4月からは二つを掛け持ちしている。そして、片方は面白く、片方はつまらないという状況になっている。だからこの二つを比較することで、自分が面白いと思える仕事と、そうでない仕事を知ることができる。

 

つまらない仕事はなぜつまらないのか。それは、正解を当てにいく感覚が強いからだ。一言で言うと自由度が低い。

クライアントの担当者がいて、その人がやりたいと思っている要望を聞いて形にする。もちろん、何をどうするかには我々の考えや工夫が含まれるのだが、正解はその人が既に持っている。「そもそもなぜそれをしなければならないのか」みたいなところに口を挟む余地はなく、言われたことをやるだけに近い。だから自由度が低く、監視されている感覚もあり、大変息苦しい。

 

翻って、面白いと感じる仕事はなぜか。それは自由度が高く、野原を駆け回りながらやるべきことを作っていくタイプの仕事だからだと思う。

もう片方の案件は、ゴールだけ設定されており、細かい工程は決まっていない。また、クライアントも「好きにやって良い」と言ってくれている。だから、そもそも何をすべきかを考え、いつまでにそれを終わらせてというような計画を立てながら進めることができる。まるでプロジェクトという作品を自分で作っている感覚に近い。とても自由度が高く、創意工夫の余地も大きいので、やりがいが大きい。

 

自分が面白いと感じる仕事が見えてきたとはいえ、じゃあつまらない方の仕事を適当にして良いかというとそういう訳にもいかない。それはそれでやるべきことをやりつつ、いかに面白くできるかを考える必要がある。それ自体を面白いと感じる可能性もある。

 

これまで私は「自分が好きな仕事」が良く分からないまま社会人人生を歩んできた。しかし、ようやく最近になって、その感覚が掴めてきた気がする。つまり、自由度が高く、やるべきことを自分で作り上げていくような仕事が好きなのだ。

これからまた新しい案件に移ったり転職をしたりすることもあるだろう。その時には、自分の好きな仕事であるか否かを軸に考えてみると、きっとストレスは小さくなるだろう。