緩くいこうぜ、人生長いんだ。

30代、適当に生きようぜ。

呼吸の大切さ

人間が生きる上で最も重要な行動は何だろうか

それは呼吸だ。

食べたり考える以前に、呼吸ができなければ死んでしまう。

だから、呼吸の質を高めることは、そのまま人生の質を高めることと言っても過言ではないと思う。

 

呼吸の質といった際に、観点は二つある。

一つは、何を吸うか。要は空気の質だ。きれいであればあるほど良いと思うが、お香などでリラックス効果のある香りを吸うのもありだろう。

二つ目は、どう呼吸するか。呼吸の方法だ。姿勢を良くして、鼻から吸って口から出す。呼吸を止めず、空気を体に取り入れ続ける。

この二つを意識することで、呼吸の質を上げることができると考える。

 

世の中は、一つ目の質を高めるソリューションが多い。空気清浄機もそうだし、お香もそう。自然の多い場所に行って美味しい空気を吸うこともその一つだ。でも私は、二つ目の質を高めることの方が重要だと考える。

例えばボルダリングをしている時。特に出力を出す必要がある場面では無呼吸になりがちだ。しかし、ここであえてしっかりと呼吸するようにすると、リラックスしてより大きな出力が出るようになる。

例えば緊張している時。深呼吸をすることで体をリラックスさせ、緊張をほぐすことができる。周囲の人が緊張でがちがちになっているなら、そこでリラックスできることは、それだけで大きなアドバンテージになる。

 

私たちは日々、呼吸の仕方に無頓着になっていないだろうか。

自分がどう吸ってどう吐いているのか、しっかりと自覚的になっている人がどれくらいいるだろうか。

もちろん、それにばかり意識を向けていたら日常生活がおぼつかなくなってしまう。しかし、たまに意識を向けてみる価値は十分にあると思う。

 

意識を向ける方法として、瞑想がある。

静かな場所に座って目を閉じ、自分の呼吸に意識を集中させる。

余計な考えは排除し、体の様子にだけ集中する。

体内に空気が入っていく様子、出ていく様子を体で感じる。

そうすると、いかに自分が上手く呼吸できていないかが分かる。

毎日続けていれば、上手くできなかったとしても何かしらの気づきは得られる。

それだけでも、意識しないよりはする方が断然いいと思うのだ。

 

呼吸とは、私たち人間が生きる上での根幹となる行動だ。

毎日の生活の中で、少しでも意識を向けることで、生活の質を高めることができると信じている。