相手を見て話そう
今週は一緒に働くメンバーがお休みなので、なかなか大変な一週間だった。
大変ではあるものの、おかげさまで色々なことを学べているので良いのだが、その中の一つに「相手を見て話そう」ということがある。
相手と話すときにちゃんと相手の目を見ましょうということではない(もちろん、それはそれで大事なのでやるべき)。相手がどんな人かをきちんと把握して、何をどう伝えるか考えましょうという意味だ。
水曜日の朝、メンバーが体調不良で三日連続でお休みをすると連絡をしてきたとき、私はしんどさのピークにあった。最近は子供の登園拒否もなかなか激しく手を焼いていた。ようやく職場に着いたと思ったら緊急度の高いタスクに追われてやりたいことができない。残業してカバーするしかないので毎日21時まで働く。もともと想定しているならまだしも、突如としてそのような状況に陥ったので、心身ともになかなか参っていた。
そこに「本日も休みます」連絡だ。
正直しんどい。。。
そのしんどさを誰かに伝えたくて、どうにか吐き出したくて、私は今のマネージャーとの個別チャットに「しんどい(笑)」と投稿した。すると、マネージャーからはこう返ってきた。
GWは出てもらう、リモートの環境を整える、スピードを落とすなどの方法があると思います。1人でタスクを受け持つ以外の手も考えてみてはどうでしょうか。
あー、そうだった。この人は同情とかしない人だったわー(笑)
いや、そういうことなんだけどね。その通りなんだけどね、今私が求めていたのはそういうことじゃないのよ。ただ「そうだね、なかなかしんどいと思うけど頑張って」の一言が欲しいのよ。そのうえで上のようなことを言ってもらえれば頑張れるのよ。それは私でなくとも同じだと思うよ。
以前同じことを経験したのに、性懲りもなく同じ過ちを繰り返してしまった私がバカだった。。。
※どれだけこの記事擦るねん
このやり取りを経て、冒頭の気づきにたどり着いたわけだ。
何かを人に伝えるときは、自分が言いたいことを言いたいように言うのではなく、相手がどんな人かをきちんと把握して、何をどう伝えるか考えた上で発言する。自分の発した言葉に対して相手がどのようなリアクションをするのか想像をして、本当に話す意味・必要があるのか。あるならどのように伝えるべきかを調整する。
今回のケースであれば、上司は同情とかしない人であることは知っていたので、自分の感情を伝えることは無意味だったわけだ。だから、言っても無駄なことを言ってしまった自分がバカだったということだ。
コミュニケーションの要は感情的・自分本位にならず相手本位になれということかもしれない。その辺がまだまだ自分は甘い。特にこうやって感情が表に出てきてしまう場面では、冷静にコントロールすることができていない。とはいえ、全ての感情を抑えてしまうと機械みたいになるし自分のメンタルもきついので、上手く出す場面を作ることも大切だ。
このあたりの機微は一朝一夕でできるものでもないのでこれから時間をかけて鍛えれば良い。むしろ、この事実に気付いて実践できるようになれば、それだけで多くの人よりもコミュニケーション力は上がるのではないだろうか。
これもまた一つ、自分の成長のためと思って日々頑張ってみよう。